成行を押す直前に、板に並んだ量と自分の数量を比べる
成行で入る直前に、板のいちばん手前に並んだ量と自分の数量を比べる。自分の数量が板の何段目まで届くかで平均の約定価格が決まる仕組みと、届く段数が多いときに取れる手。
レンジの下の端で、決めていたトリガーが執行足の終値で出た。成行で入ると決めていた場面だ。注文画面の数量の欄には、計算どおりの0.5 BTCが入っている。押す前に板を見ると、いちばん安い売りの値段に並んでいるのは0.1 BTCだけだった(数字は例)。
板は、値段ごとに並んだ買い・売りの注文の一覧だ。成行は、値段を指定せずにその場で売買を成立させる注文で、成行の買いは、板に並んだ売りの注文を安い値段から順に取っていく。いちばん手前の0.1 BTCを取り切ると、残りの0.4 BTCは、その上に並んだ値段を順に取って約定する。
自分の数量が、板の何段目まで届くか
ブートキャンプ1-1は、板の厚みを見る意味があるのは成行を出す直前だけだとしている。板は秒単位で入れ替わるので、数時間前に見た並びは参考にならない。見るのは押す直前の1回でいい。
数えるのは、自分の数量が手前から何段目まで届くかだ。いちばん手前で全部約定するなら、見ていた値段とほぼ同じところで入れる。2段目、3段目まで届くなら、平均の約定価格はその分だけ見ていた値段から離れる。この差を滑り(スリッページ)という。
届く段数が多くなるのは、自分の数量が大きいときと、板が薄いときだ。板が薄くなりやすいのは、参加者が少ない時間帯や週末、大きく動いた直後になる。
届く段数が多いときに、取れる手
1つは、払ってよい上限の値段を決めて指値を出すことだ。その値段までに並んでいる売りはその場で取り、上限より高い値段では約定しない。上限までで取り切れなかった分は、指値のまま板に残る。急ぐ場面でも、成行しか手段が無いわけではない。
もう1つは、入ったあとに測り直すことだ。約定したら、見ていた値段ではなく平均の約定価格から、損切りまでの値幅を測る。滑った分だけ値幅は広がり、損切りになったときに失う額も予定より大きくなる。損切りの値段は、滑ったからといって動かさない。記録に書くエントリー価格も、平均の約定価格にする。
時間帯ごとの板の厚みの目安は、[早見表「時間帯と板の厚み」(プロプラン)](/sheets/hours)で時刻と並べて見られる。
成行を押す前の数秒は、チャートではなく、板の手前に並んだ数量を読むのに使う。
※ この記事は情報提供および学習を目的としたもので、投資助言・勧誘ではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。
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