人のエントリーをまねても、量は自分の口座で計算し直す
SNSで見たエントリーを同じ量でまねると、同じ値幅の負けでも、口座の減り方は口座の大きさで変わる。借りてよいのは値段までで、量は自分の損切りから計算し直す。
SNSに、チャートの画像と一緒に「0.2 BTCでロング。損切りは直近安値の少し下」という投稿が流れてくる。価格はちょうど書かれた値段の近くにある。同じ値段で、同じ0.2 BTCを入れる。翌日、価格は損切りまで下がり、決済される。値幅は投稿のとおり5%ほどだった。それなのに、口座の残高は10%減っている。
ロングは値上がりで利益が出る買いのポジション、損切りは損失がそれ以上広がらないように、決めた値段でポジションを閉じることだ。投稿からまねたのは、値段と量の2つだった。
投稿の量は、投稿した人の口座の量
失う金額は、量と、損切りまでの値幅で決まる。1 BTC=1,000万円とすると(数字はすべて例)、0.2 BTCは200万円分で、値幅5%なら10万円を失う。ここまでは、投稿した人も自分も同じだ。
違うのは、その10万円を受け止める口座の大きさだ。投稿した人の口座が1,000万円なら、10万円は口座の1%にすぎない。自分の口座が100万円なら、同じ10万円が口座の10%になる。量をまねると、損失の金額までは揃うが、口座に対する重さは口座の大きさの差だけ開く。投稿に書かれた量は、その人の口座で計算された量だ。
ブートキャンプ第8章は、1回のトレードで失う額を、口座の2%までに収めることを推奨している。口座100万円なら2万円だ。損切りまでの値幅が1 BTCあたり50万円なら、持てるのは2万円÷50万円で0.04 BTCになる。投稿の5分の1だ。
借りるのは値段まで。量は自分の損切りから出す
投稿から借りられるのは、入る値段と、損切りを置く場所の候補までだ。[早見表「トレードプランの5項目」(プロプラン)](/sheets/plan)でいえば、写せるのはレベルの欄までで、損切りの場所を決める無効化の欄は、自分のチャートで埋める。損切りの場所は、自分でも同じ理由を言えるかを確かめてから使う。「直近安値の少し下」なら、どの足の、どの安値なのかを自分のチャートで指せるか。指せなければ、その損切りは投稿した人の想定のままで、価格が近づいたときに守る理由が自分の側に無い。
指せたら、自分の口座で量を計算し直す。失ってよい額を決め、損切りまでの値幅で割る。出てきた量が投稿の量と違うのは、口座が違う以上あたりまえのことだ。入るのは、投稿を見た時点ではなく、自分で決めた入る合図(トリガー)が、決めた足の終値で出てからだ。
損切りの場所を自分で言えないときは、量を減らして入るのではなく、入らない。自分で言えない損切りは、値段が近づくたびに動かしたくなる。
投稿の「0.2 BTC」は、その人の口座の数字だ。自分の数字は、自分の損切りを決めたあとに出てくる。
※ この記事は情報提供および学習を目的としたもので、投資助言・勧誘ではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。
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