条件を欠いたまま勝った1本は、型の成績から外して数える
条件を1つ欠いたまま勝ったトレードは、決めた型の1本ではなく、別の入り方の1本目だ。混ぜると型の成績が実際より良く見えるので、記録に印を足して外して数える。
今週のトレードは2本だった。1本目は、入る前に決めた条件がすべて揃ってから入り、決めた損切りで負けた。2本目は、条件が1つ欠けたまま入り、利確できた。週末に見返すと、2本目のほうを「良いトレード」だと感じている。
ここでいう条件は、入ってよい状態を入る前に言葉にしておいたものだ。たとえば「自分が引いたゾーンに価格が届き、決めた時間足でトリガーが終値で確定したら」と書いておく。ゾーンは価格が反応しやすいと見ている値段の範囲、トリガーは入ると決めておく出来事のことだ。
条件を欠いた勝ちは、別の入り方の1本目
条件が揃わないまま入って勝った1本を、ここでは条件外の勝ちと呼ぶ。この1本は、決めた型の1本ではない。条件を1つ欠いた、別の入り方の1本目だ。
「揃っていなくても入ってよかった」と感じると、次に似た場面が来たとき、その感覚が入る理由になる。けれど、その入り方で何本のうち何本が勝つのかは、まだ1本ぶんしか分かっていない。1本の勝ちは、その入り方が良いことの証拠にはならない。
型の成績を数えるときは、外して数える
検証とは、決まった入り方(型)を何本も記録して、良し悪しを確かめることだ。ブートキャンプ第10章では、型1つにつき200本を目安にしている。本数がたまって初めて、勝った割合や、勝ちと負けそれぞれの大きさが数字として見えてくる。
条件外の1本をその200本に混ぜると、型ではない入り方の結果が、型の成績に入り込む。条件外の勝ちが混ざれば、型は実際より良く見える。良く見えた型は、次も条件を緩めたまま使われる。
だから記録には、勝ち負けの列とは別に「条件どおり/条件外」の印を付ける。条件外の1本は、記録には残しても、型の成績を数えるときには外す。条件どおりに負けた1本は、ルールを変えずに、そのまま200本のうちの1本として足す。
勝ち負けの列は結果を、印の列は入り方を教える。[早見表「検証と記録」(プロプラン)](/sheets/verify)には、型の良し悪しを測る式が載っている。式に入れるのは、印が「条件どおり」の行だけだ。
条件外の勝ちは、型とは別の列に、別の入り方の1本目として置いておく。
※ この記事は情報提供および学習を目的としたもので、投資助言・勧誘ではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。
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