大きな見出しが出たら、最初に開くのは注文の一覧
速報でチャートが大きく動いた夜、見出しやSNSを追う前に確かめることがある。ポジションに損切りの注文が付いているか、その数量が合っているか。入るかどうかは、その後の話だ。
ポジションを持ったまま迎えた夜、スマホに大きな速報が届く。チャートを開くと、数分のあいだに価格が大きく動いている。見出しを読み、SNSの反応を追い、次の速報を探す。気がつくと、自分のポジションに損切りの注文が入っているかを、まだ一度も確かめていなかった。
見出しが出た直後は、何が起きたのかを知りたくなる。そのあいだも価格は動いている。ポジションがどこで閉じるかを決めるのは、見出しの中身ではなく、置いてある注文だ。
先に確かめるのは、損切りの注文が付いているか
損切りの注文は、ストップとも呼ぶ。決めた値段に価格が届いたら、自動で決済の注文が出る。損切りに使うのはストップマーケットで、値段に届いたら成行で決済する。成行は、値段を指定せずにその場で売買を成立させる注文だ。画面を見ていないあいだも、想定が崩れた値段に届けば、この注文がポジションを閉じにいく。置いてあれば、ニュースを読むのは後でいい。
取引所の注文一覧か、ポジションの画面を開いて2つを見る。1つ目は、ポジションごとに損切りの注文が付いているか。2つ目は、その数量がポジションの数量と合っているか。あとからポジションを足したのに損切りの数量を直していないと、足した分には損切りの注文が付いていない。
付いていれば、損切りの値段はそのままにしておく。付いていなければ、入る前に決めていた損切りの値段に置く。価格がすでにその値段を通り過ぎているなら、想定はもう崩れているので、そのポジションは決済する。
見出しは、新しく入る理由にしない
確かめ終わると、今度は大きく動いた向きへ入りたくなる。しかし、ブートキャンプ第2章の型で入るのは、チャートでトリガー(入ると決めておく出来事)が、決めた足の終値で出たときだけだ。見出しは、トリガーの代わりにならない。
大きく動いた直後は、板が薄くなりやすい。板は値段ごとに並んだ買い・売りの注文の一覧で、並んでいる注文が少ないと、成行の注文は画面で見た値段から離れた所で約定(注文が成立すること)しやすい。入るかどうかは、見出しを読んだあとも、チャートのいつもと同じ手順で決める。
損切りの注文の置き方と、アラートとの役割の分け方は、ブートキャンプ第1章で扱っている。[早見表「注文とアラート」(プロプラン)](/sheets/orders)には、その要点が載っている。
速報の通知が鳴ったら、ニュースのアプリより先に、取引所の注文一覧を開く。
※ この記事は情報提供および学習を目的としたもので、投資助言・勧誘ではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。
記事の一覧 | トレード用語集 | NoFOMO Club