週末に出たニュースは、株とFXでは月曜のギャップになる
土曜に出たニュースの影響は、株とFXでは月曜に開いた最初の値段にまとめて出る。閉まっている間は損切りの注文が働かないことと、週末の前に決めておくこと。
土曜の昼、大きなニュースが出る。暗号通貨のチャートは、その場で動き始める。暗号通貨の取引所は週末も開いているからだ。株やFXのチャートに切り替えると、どれも金曜の終値で止まったまま動いていない。月曜の朝、市場が開いて最初についた値段は、金曜の終値から離れた所にある。置いていた損切りの注文は、決めた値段を飛び越えたところで約定する。
損切りの注文は、価格が決めた値段に届いたらポジションを自動で閉じるように、前もって出しておく注文だ。約定は、注文が実際に成立することをいう。
市場が閉まっている間、損切りの注文は働かない
ギャップ(窓とも呼ぶ)は、前のローソク足の終値と、次の足の始値のあいだにできる空白のことだ。市場が閉まっている間に出たニュースの影響は、次に開いたときの最初の値段にまとめて表れる。
損切りの注文は、価格が決めた値段に届いたときに動く。市場が閉まっている間は取引が成立しないので、価格はどの値段も通らない。たとえば100でロング(買いのポジション)に入り、損切りの注文を95に置いたまま週末を迎えたとする(値段は例)。月曜に90から始まれば、95を通る瞬間が無いので、注文は開いた直後の値段、この例なら90の近くで約定する。入る前に5で計算していた損切りまでの距離が10になり、失う額もおよそ2倍になる。
市場が開いている時間は、市場ごとに違う。株の市場は平日も毎日いったん閉まるので、毎朝の取引開始でもギャップはできる。FXは平日はほぼ24時間動くので、ギャップができやすいのは週明けだ。どちらにとっても、いちばん長く閉まっているのが週末になる。
週末をまたぐなら、どうするかを入る前に決めておく
ブートキャンプ第1章では、市場が変わっても変わるのは設定だけで、トレードの型は同じだとしている。ギャップの扱いもその設定の1つで、週末の前にポジションがあるときに取る道は2つある。持つ量を小さくしてまたぐか、市場が閉まる前に決済しておくかだ。どちらにするかは、入る前に書くトレードプランに書き込んでおく。市場ごとの区切りやギャップのでき方は、[早見表「現物・先物と市場の設定」(プロプラン)](/sheets/markets)で市場ごとに確かめられる。
量を小さくしておけば、ギャップで損切りを飛び越えられても、失う額はその分少なくて済む。先に決済すれば、閉まっている間の値動きの影響をそもそも受けない。金曜の取引が終わる間際になってから考え始めると、その週の値動きの印象で決めることになる。土曜にニュースが出たときには、株とFXの市場はもう閉まっていて、決済することもできない。
週末をまたぐかどうかは、金曜の終値を見る前に、プランの1行として決まっている状態にしておく。
※ この記事は情報提供および学習を目的としたもので、投資助言・勧誘ではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。
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