目標を分けるかは、入る前に決まっている

利確を分けるのは例外ではなく既定の形。目標の値段と割合、残した分の降り方を、持っている最中ではなく入る前に決めておく。

ロングで入って、買った値段より上にいる。目の前には、前に何度も止められた値段が近づいてくる。全部を利確するか、一部だけ残して先まで持つか。注文画面の前で指が止まる。

迷ったこと自体が、答えを出している。どこで、どれだけ降りるかは、持っている最中に決める種類のことではない。

分けて降りるのが既定で、決めるのは割合と残りの降り方

分割利確は、利確を何回かに分けて行うことだ。ブートキャンプ9-4では、これが既定の形になっている。利確割合に固定の正解はなく、型と場面に合わせて事前に決める。たとえばトレンド順行では50%・25%・25%、逆行では75%・15%・10%という配分例がある。残した分は、事前の条件に従ってストップを更新しながら持つ(トレール)。

スイングでは、TP1に届いたことだけを理由にストップを建値へ動かさない。短期取引では建値へ移す例もあるが、選んだ型の管理条件に従う。建値に注文を置いても、手数料や滑りがあるため実損益ゼロは保証されない。天井を当てにいくのをやめて、大きな負けだけが起きにくい形を、入る前に作っておく。

目標の値段は、キリのいい数字ではなく、チャートに見えている場所に合わせる。直前の高値でいったん止められそうで、その上にもう一段、過去に何度も反応した値段がある(ブートキャンプ2-4)。それぞれがTP1とTP2の候補になる。

反応しそうな場所が1つなら、TP1と残りのトレールという二段階の計画も考えられる。半分ずつに固定せず、割合とストップの更新条件を入る前に決める。

一直線に伸びる相場では、全部を持ち続けた場合より利益は小さくなる。9-4はこれを、利益の振れを小さくするための保険料として扱っている。

入る前のメモに、残りの降り方まで書く

迷うのは、残した分の降り方を決めていないときだ。だから入る前に、残りについての答えを先に書いておく。

トレールでは、上昇の途中でいったん下げて止まった安値(押し安値)が新しくできるたびに、ストップをその少し下へ上げる。ストップは上げるだけで、下げない。押し安値を割ったら、残りを全部降りる。降りる理由は、値段が戻ってきたことではなく、形が崩れたことになる。

やることは、入る前のメモに三つ書くだけだ。目標をいくつ置き、それぞれどの値段か。それぞれで何割を降りるか。残した分は、どうなったら降りるか。割合を既定から変えるなら、それも入る前に書いておく。

どこで、どれだけ降りるかは、入ったあとの気分ではなく、入る前のメモが決める。


※ この記事は情報提供および学習を目的としたもので、投資助言・勧誘ではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。

記事の一覧 | トレード用語集 | NoFOMO Club