毎回同じ枚数で入ると、負けの大きさが毎回変わる

毎回同じ0.1 BTCで入ると、損切りまでの値幅が1%の日と4%の日で、失う金額が4倍違う。損切りを先に決め、失ってよい金額から枚数を逆算する手順を、仮の数字でたどる。

ビットコインには毎回0.1 BTCで入っている。数量を決めておけば、負けも毎回同じくらいに収まる気がする。ところが、損切りを置く場所は毎回違う。1 BTC=1,000万円とすると(数字はすべて例)、損切りまでの値幅が1%の日は1万円の負けで、4%の日は4万円の負けになる。同じ「1回の負け」でも、失う金額は4倍違う。

失う金額は、枚数と損切りまでの値幅のかけ算で決まる

ここでいう枚数は買う量(BTCの数量)、値幅は入った値段から損切りの値段までの差で、値幅の%は入った値段に対する率だ。0.1 BTCは、1 BTC=1,000万円なら100万円分になる。値幅が1%なら100万円×1%で1万円、4%なら4万円を失う。

この金額を口座と比べると、別の%が出てくる。口座が200万円なら、1万円は口座の0.5%、4万円は口座の2%だ。値幅が4%の日の負けは、口座に対しては2%になる。値幅の%と口座の%は、同じ%でも指しているものが違う。

損切りは、チャートの上で想定が崩れたと判断できる値段に置く。その値段は、その日の形しだいで近くにも遠くにもなる。枚数を固定したままだと、損切りが遠い日ほど、口座に対して大きく負けることになる。

枚数は、損切りの値段を決めてから逆算する

順番を逆にする。先に損切りの値段を決め、次にリスク額(損切りになったときに失う金額)を決め、最後に枚数を出す。

枚数 = リスク額 ÷ 1 BTCあたりの損切りまでの値幅(円)

ブートキャンプ第8章は、リスク額を口座の2%までに収めることを推奨している。口座200万円なら4万円だ。損切りまでの値幅が4%の日は、1 BTCあたりの値幅が1,000万円の4%で40万円なので、4万円÷40万円で0.1 BTC。値幅が8%の日は、4万円÷80万円で0.05 BTCになる。どちらの日も、損切りになったときに失うのは4万円で揃う。

損切りが遠い日ほど、枚数は小さくなる。最初の0.1 BTCで失う金額がちょうど4万円になるのは、値幅が4%の日だけだ。値幅が8%の日に同じ0.1 BTCで入れば、失うのは8万円、口座の4%で、推奨の上限の2倍になる。この計算の順番は、[早見表「ポジションサイズ」(プロプラン)](/sheets/sizing)に式ごと載っている。

次に注文画面を開くときは、数量の欄より先に、損切りの値段を書く。


※ この記事は情報提供および学習を目的としたもので、投資助言・勧誘ではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。

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