レンジの真ん中で入ると、損切りは遠く、目標は近くなる
レンジの真ん中で入ると、損切りを置く端の外までは遠く、目標にする反対の端までは近い。入る場所でリスクリワードが変わる理由と、端でトリガーを待つ手順。
ある銘柄が数週間、上下2本の水平線のあいだを行き来している。ある日、そのちょうど真ん中あたりで大きな陽線が出る。勢いがあるように見えて、つい新規ロングに入る。入ってから損切りを考えると、下の線の外に置くしかなく、遠い。目標にする上の線までは近い。
このように、価格が決まった上限と下限のあいだを行き来している状態をレンジと呼ぶ。陽線は始値より終値が高かったローソク足、新規ロングは値上がりで利益が出るポジションを新しく持つことだ。
真ん中は、どちらの端からも遠い
レンジの上の端をレンジハイ、下の端をレンジローと呼ぶ。レンジで入る場所の候補はこの両端で、真ん中はどちらの端からも遠い。
たとえばレンジローが90、レンジハイが110だとする(値段は例)。真ん中の100で新規ロングに入り、損切りをレンジローの外の88に、利確をレンジハイの手前の108に置く。損切りまでの距離は12、目標までの距離は8になる。損切りまでと目標までの距離の比(リスクリワード)は12:8で、入る前から失う側の距離のほうが長い。損切りは端の外に、利確は反対の端の手前に置くので、真ん中から見ると損切りのほうがどうしても遠くなる。
本講座では、型の記録が200回未満なら最終目標までのコスト込みRRが1:3を超える候補、経験者は1:2を超える候補を対象とする。これは講座の選別基準で、利益の保証ではない。12:8は、1:1にも届いていない。
同じ損切りと利確の場所のまま、レンジローの近くの92で入っていたら、損切りまでは4、目標までは16で、比は4:16、つまり1:4になる。損切りの場所も目標も変わっていない。変わったのは入った場所だけだ。ショート(値下がりで利益が出るポジション)なら、上下を入れ替えて同じことが起きる。
レンジでは、端に来るのを待ってトリガーを見る
ブートキャンプ第3章では、レンジで入る場所を両端に絞る。レンジローでは新規ロングを、レンジハイでは新規ショートを考える。ただし、端に触れただけでは入らない。端でトリガー(入ると決めておく出来事)が出たら、終値確定を要する型ではそのローソク足が閉じたことを確認してから注文する。確定した終値で約定できるとは限らず、実際の約定価格でもRRを確認する。損切りは端の外、利確は反対の端の手前だ。端での入り方と、損切り・利確の置き方は、[早見表「チャネル・レンジ」(プロプラン)](/sheets/channels)で確かめられる。
真ん中で出た大きな陽線は、端で出たトリガーではない。そこで入りたくなったら、価格がどちらかの端に来るまで待つ。来なければ、そのトレードは見送りになる。
レンジの真ん中で手が動きそうになったら、損切りまでと目標までの距離を、注文の前に1回だけ数える。
※ この記事は情報提供および学習を目的としたもので、投資助言・勧誘ではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。
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