執行足は5分足でもいい。入る前に決めてあれば

5分足を執行足にすること自体は決まりに反しない。同じ5分足でも、入る前に決めた人と、含み損になってから開いた人とでは、損切りの理由がどこにあるかが違う。

同じ日に、同じ銘柄で、2人が5分足を見ている。1人目は、入る前のプランに「執行足は5分足」と書いてからロング(値上がりで利益が出るポジション)に入った。損切りは5分足の安値の少し下に置いてある。2人目は、30分足でロングに入ったあと、含み損になってから5分足を開いた。小さな反発が2回見えて、「まだ大丈夫そうだ」と思っている。

画面は同じ5分足でも、2人がしていることは違う。執行足は、入るタイミングを判断する時間足のことだ。1人目は自分の執行足を見ていて、2人目は執行足をすり替えている。

5分足を選ぶこと自体は、決まりに反しない

執行足は、狙ったゾーンの反応を読むのに合った足を選ぶ。銘柄やゾーンの性質、自分の方針によっては、5分足・3分足・1分足を選ぶこともある。短い足ほどダマシ(形が出たのに、そのとおりに動かないこと)は増えるので、それを承知で選ぶ。

短い足を選ぶと、損切りの場所もその足の形から決まる。5分足の安値の少し下なら、30分足の安値の下より近いことが多い。損切りまでの値幅が短ければ、同じリスク額で持てる量は大きくなる。失う額は同じでも、量と値幅の組み合わせが変わるので、これも入る前に計算しておく。

途中で短くした足には、損切りを置いた理由が無い

2人目の損切りは、30分足の形を見て決めたものだ。30分足でその場所を割れたら、「ここで反発する」という想定が崩れる。損切りを置いた理由は、30分足のチャートにしかない。

含み損の途中で5分足に移ると、見えるのは5分足の安値と反発で、損切りを置いた理由とは別のものになる。5分足の安値を理由にストップを遠ざけたり取り消したりした時点で、損切りの基準は30分足から5分足へ移っている。

決まりは2つだけだ。入る前に執行足を1つ決めること。トレード中は、判断に使う足をそれより短い足へ落とさないこと。方向は上位足で決め、入るタイミングは執行足で見る。この上から下への順番はブートキャンプ第2章で扱っていて、どの足で何を決めるかは[早見表「時間足の段」(プロプラン)](/sheets/timeframes)で段ごとに確かめられる。

プランの執行足の欄は、量の計算より先に埋める。損切りの場所も量も、その1行から決まるからだ。


※ この記事は情報提供および学習を目的としたもので、投資助言・勧誘ではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。

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