ジャーナルは、入る前に書けることだけ必須にする

ジャーナルの入力欄は、入る前に書けるものと、決済してからしか書けないものに分かれる。どれを必須にして、どれを後回しにすれば記録が続き、後から比べられるようになるのかを整理した。

記録をつけようとジャーナルを開くと、入力欄が20個近く並んでいる。銘柄、日付、値段、数量、手数料、心理、タグ、メモ。全部埋めるつもりで始めて、数日で開かなくなる。空欄だらけの記録が並ぶと、見返す気も無くなる。

続かない理由は意志の弱さではなく、項目の並べ方にある。入力欄は、書ける時点で2種類に分かれている。入る前に書けるものと、決済(買った分を売り戻す、売った分を買い戻すこと)してからしか書けないものだ。この2つが同じ列に並んでいるから、どちらも中途半端に埋まる。

入る前に書ける項目だけを必須にする

入る前に書けるのは、自分が決めたことだけだ。どの銘柄か、ロングかショートか、いくらで入るか、どこまで逆に行ったら損切りするか、どこで利確するつもりか、そしてなぜその値段なのか。

これらは注文を出す時点ですでに決まっているはずのもので、書き写すだけで済む。むしろ、書こうとして手が止まったときに得るものが大きい。損切りの値段が書けないなら、まだ入る場面ではないと分かる。記録が、判断の後ろではなく前に来る。

項目を削るもう一つの効き目は、全件がそろうことだ。20項目のうち半分しか埋まっていない記録がいくら溜まっても、並べて比べられない。埋める項目が少なければ、どの回も同じ形で残る。比べられる記録は、少ない項目からしか作れない。

決済してから足すのは1行でいい

損益や決済した値段、手数料は、口座の履歴に残っている。後からまとめて写せるので、その場で手入力しなくてよい。

決済してからしか書けなくて、しかも履歴から取れないものが1つある。「入る前に書いたとおりにやったか」だ。守れた、守れなかった、の2択で足す。

感想を長く書かないのには理由がある。結果を知ってから書く文章は、結果に引きずられる。勝った回は「よく我慢した」になり、負けた回は「入るべきではなかった」になる。同じ判断でも、結果次第で反対の記録が残ってしまう。入る前に書いた内容だけが、結果を知らずに書かれていて、後から動かない。

この2つを突き合わせると、負けた回が2種類に分かれる。決めたとおりにやって負けた回と、決めたことを途中で崩して負けた回だ。前者は場面の選び方を見直すことになり、後者は注文の置き方や、決めたあとの過ごし方を見直すことになる。直す場所が違うので、混ぜたままでは手が付けられない。

次に注文を出す前に、入る前の欄を先に埋める。決済してから足すのは、決めたとおりにできたかの1行だけにする。

--- ※ この記事は情報提供および学習を目的としたもので、投資助言・勧誘ではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。

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