アラートは、値動きではなく自分の線に置く

値動きの大きさで鳴らすアラートは、開いても何もすることがない。条件を自分が引いた線に置き、鳴ったときに見るものを置くときに書いておくまでの手順。

夜中にスマホが鳴る。「ビットコインが3%動きました」。開いてみると確かに動いている。しかし、その値段で自分が何をするのかは決めていない。数分眺めて、何もせずに閉じる。朝には同じ通知が2件たまっていて、どちらも既読にしただけだった。

アラート(決めた条件に価格が届いたら知らせてくれる機能)を「動いたことを教えてくれる道具」として使うと、こうなる。動いたかどうかは、後からチャートを開けば分かる。通知が要るのは、自分が動く場所に価格が来たときだけだ。

条件は、動いた幅ではなく自分が引いた線に置く

「何%動いたら」ではなく「どの値段に来たら」で置く。その値段は、すでにチャートに引いてある自分の線から取る。過去に何度も止まって反応している水平の値段や、フィボナッチのゾーン(ブートキャンプ第4章)がそれにあたる。線を引いた時点で、そこに来たら何を見るのかを一度は考えているはずだ。アラートは、その考えを、価格が届いた瞬間に呼び戻すためにある。

だから、鳴ってもやることを一言で言えない場所には置かない。取引所やチャートツールのアラート一覧を開いて、「ここに来たら何をするか」を答えられないものを消す。残ったものだけが、鳴る価値のある条件だ。

同じ条件で何度も鳴る設定にしてあると、価格がその値段の近くで行き来するあいだ通知が続き、そのうち開かなくなる。1回だけ鳴らす設定を選べるツールなら、そちらにしておく。

鳴ったあとにやることを、置くときに書いておく

たいていのツールは、アラートに短いメモを添えられる。そこへ、届いたときに見るものを書く。たとえば、ふだん見ている足より1つ大きい足の向きと、そこから先は自分の想定が崩れたと判断する値段の2つ。書いてあれば、通知を見た瞬間の気分ではなく、静かなときに決めた手順で確認できる。

そして、鳴ったことは入る合図ではない。届いたのは「見る」合図で、見た結果、条件が揃わなければ何もしない。線を超えた瞬間にそのまま飛び乗らずに済む距離を、そのメモが作る。

まずは今入れてあるアラートを一覧で開き、やることを言えない条件を1つずつ消すところから始める。

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※ この記事は情報提供および学習を目的としたもので、投資助言・勧誘ではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。

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